リサイクルトナーとは？購入時の注意点
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最近は働き方改革などで会社の経費を見直す機会が増え、印刷に関わるコストを少しでも削減するために、「リサイクルトナー」を利用される会社も増えています。
しかし、リサイクルトナーの購入するにあたって気をつけなければならない点が、品質です。
リサイクルトナーを販売しているリサイクルメーカーは多いため、中には安さを重視して品質が低いリサイクルトナーを販売しているところもあるので、購入の際には注意が必要です。
そもそも同じリサイクルトナーに何故品質の違いが生じるのか疑問に思う方もいると思います。
そこで、その理由とリサイクルトナーを購入する際の注意点を紹介したいと思います。
リサイクルトナーの品質の違いを説明する前に、まずはリサイクルトナーとはどういうものかを説明いたします。
リサイクルトナーとは？
リサイクルトナーとは、使用して空になったトナーカートリッジを回収し、検品、分解、クリーニングを行い、部品の点検・交換をしたのちにトナーの充填して組み立てたものになります。
トナーの充填には、特許の関係上、純正品と全く同じものを使用することが難しいため、リサイクルトナー用に開発された汎用のトナーを使用しています。これにより、価格を抑えることを実現しています。しかしデメリットとして、純正と同じ色味が出ないという場合もあります。
最後に印字のテストを行い、問題がないものが出荷されます。
リサイクルトナーの品質の違いについて
トナーのリサイクルを行う業者は多く、作業工程に大きな違いはありませんが、工程一つ一つの微妙な差がリサイクルトナーの品質差に繋がります。
リサイクルトナーの管理方法、工場の環境、クリーニング精度、部品の交換基準、充填するトナーの違いなど、細かい点で違いがあります。そのため、本当に品質が良いリサイクルトナーを生産しているのか分からないという問題があります。
そこで、 これらの環境や品質をお客さまにも分かりやすくしたものがあり、それがE&Qマークです。
E&Qマークとは？
E&Qマークは、日本カートリッジリサイクル工業会（AJCR）が制定した「環境と品質」の管理基準をクリアし、認証されたAJCR会員企業だけがリサイクルトナーカートリッジの筐体と梱包箱に貼付しています。 管理基準は、第三者審査機関によって環境管理基準29項目、品質管理基準10項目の審査をクリアする必要があります。
そのため、E&Qマークが貼付されたリサイクルトナーカートリッジは安心してご利用いただくことができます。
また、E＆Qマークの貼付認可を受けている企業の多くは、ISO14001やISO9001も取得しています。STMC認証という、世界で唯一のリユーストナーカートリッジのテスト方法や品質検査基準の認証を受けているところも多いです。
その他の購入時の注意点
リサイクルトナーの品質も大事ですが、購入後のサポートも大切です。
純正品の不具合の発生確率は約１％と言われているのに対し、リサイクルトナーはメーカーによっても異なりますが約１〜５％と言われております。確率は低いのですが不具合が発生した場合に備えて、保証があるか、問い合わせに対応してもらえそうかという点も考慮した方が良いと思います。
また、リサイクルトナーを初めて購入される方は回収方法も確認しておきましょう。多くのリサイクルメーカーが、購入されたリサイクルトナーと一緒に、リサイクルトナーの回収票を入れております。こちらに記入してFAXすることで、使用済みのトナーを無料で回収していただけます。
まとめ
リサイクルトナーを購入するときは、価格だけではなく、品質確認のためにE&Qマークが貼付してあるリサイクルトナーかも確認しましょう。また、不具合が発生した時などの万が一に備えて、保証があるか、問い合わせには対応してもらえそうか、なども考慮しておきましょう。
アケボノサービスでも複数のリサイクル業社からリサイクルトナーを仕入れて販売しておりますが、お客さまが安心して購入できるように、E&QマークとSTMC認証を受けているリサイクルトナーのみ販売しております。
また、３５年以上続ける中で、様々なお問い合わせを聞いてきました。
- 不要な線や点が出てきて困っている
- プリンター・複合機の調子がおかしくなった
など、多くのトラブルを経験し、対応してまいりましたので、ご購入されたお客さまを、豊富な知識と経験でしっかりサポートできるかと思います。
リサイクルトナーはもちろん、品質重視のお客さまのために純正品や汎用品も取り扱っておりますので、ぜひ一度ご覧ください。
リサイクルトナーのメリット・デメリットについて詳しく書いてある記事もありますので、よろしければご覧ください。