レーザープリンターとは? 仕組みの説明
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レーザープリンターは多くの企業で使用されていますが、よく分からずに使用されている方も非常に多くいらっしゃいます。 そのため、知らないうちに悪い使い方をされてしまい、不具合が発生する場合も多く見受けられます。
不具合が発生した時に、トナーを交換するだけで直る場合は良いのですが、直らない場合はドラムや定着ローラーによる不具合も考えられます。 しかし、ドラムや定着ローラーと言われても、普通の方は良く分からないと思います。
そこで、レーザープリンターの仕組みの理解していただくことで、不具合発生時の対処の参考にしていただければと思います。 また、理解されることは不具合発生の抑止にも繋がります。分かりやすいように、不具合に繋がる主要な部分のみ説明しておりますので、この機会に是非理解を深めてもらえればと思います。
レーザープリンターの仕組み(主要パーツ)
メーカーやレザープリンターによって構造は異なりますので、分かりやすいように主要パーツのみで説明いたします。
下記は、帯電工程にてOPC(Organic Photoconductor)ドラムによるマイナスチャージを用いた構成図になります。
レーザープリンターの印刷工程
印刷工程は、大まかに6つの工程に分けられます。
それぞれの工程を細かく説明していきます。
1. 帯電
感光体ドラムの表面に静電気を帯びさせる工程です。
帯電ローラーのマイナス電荷によって、感光体ドラムの表面にマイナスの静電気を帯びさせます。
2.露光
感光体ドラムの表面に、レーザーで画像を描きます。
感光体ドラムの表面にレーザー光を当てると、マイナスの電荷が弱まります。
画像を描く箇所の電荷を弱めることで、トナー付着の下準備を行います。
3.現像
感光体ドラムのマイナス電荷が弱い箇所にトナーを付着させます。
トナーは感光体ドラムに接近させる前にマイナスに帯電させておくことで、
感光体ドラムの電荷が弱い箇所にトナーが付着します。
現像ローラーが悪いと、トナーが正確に付着しなくなり、印刷がかすれたり、白抜けが発生します。
4.転写
トナーを感光体ドラムから用紙に転写させます。
用紙の裏側からプラスの電荷を与えることで、トナーが用紙に転写されます。
5.定着
用紙に付着したトナーを定着させます。
用紙に転写されたトナーを定着部の熱で溶かし、圧力を与えることで用紙に定着させます。各メーカー、機種によって定着温度が違うため、適合したトナーでない場合はトナーが付着する可能性があります。トナー以外にも、ラベルシール、修正液が付着することにより、印字不良が発生します。
6.清掃
感光体ドラム表面に残ったトナーを掃除します。感光体表面に残ったトナーは、ワイパーブレードによって剥ぎ取られます。
ワイパーブレードが壊れると、線が出たり、帯状に黒くなるなどの印字不良が発生します。
ブレードの不良や破損は、ハガキなどの厚紙を印刷する際に、給紙設定を厚紙用に変更せずに印刷を続けていると発生します。また、裏紙使用での紙詰まりや、紙粉の多いコピー用紙などをご使用されている場合にも発生する可能性があります。
まとめ
レーザープリンターの仕組みや印刷の工程を知ることで、厚紙印刷設定や裏紙使用による悪影響も理解できたかと思います。理解を深めることが不具合発生の抑制にも繋がり、もしも不具合が発生した場合も対処しやすくなります。
是非プリンターの使い方に気をつけていただいて、少しでもトラブルが起きないようにしましょう。
レーザープリンターの印刷不良について、原因と行うべき対応について記事も書いておりますので、こちらをご覧いただくとより一層、不具合に対処しやすくなるかと思います。
アケボノサービスは、創業35年以上続けており、様々なトラブルも経験してきました。不要な印字やスジが表示される、印字が薄い、かすれる、異音がする など。。。
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